音楽を聞く時はどの様に聞いてますか?
PCの前でネットをしながら。
ソファーに座り、コーヒーを飲みながら。
いいですね。
私はベッドの上でゴロゴロしながら音楽を聴くのが好きです。
もちろんイヤホンで聴く時もあれば、スピーカーを鳴らす時もあります。
スマホからプリメインアンプへ、そしてスピーカーを鳴らします。
全てケーブルで接続されています。
曲を変えたい時はベッドから降り、オーディオラックに置いてあるスマホまで行き操作します。
めんどうです。
ゴロゴロしていたいです。
ここで考えます。
イヤホン・ヘッドホンの様にBluetoothでスピーカーを鳴らしたい!
そしてLDACで!限りなく安く!
では早速どういったシステムを構築するか考えてみましょう。
プレイヤーはスマホで
ゴロゴロしながら音楽再生しながらネット見れるのでコレしか無いです。
DAPでもコーデックは同じなので必ず必要ではないです。しらんけど。
そして今あるアンプを使いたい
Bluetooth対応アンプを買う予算は無いです。
今使用しているアンプに愛着もあります。
壊れて買い換えるタイミングであれば良いのですが。
そこから考えられるのは、LDAC対応レシーバーを使うのが最適解になりそうですね。
では、どの様な製品があるか調べてみましょう。
ShanlingやFiiO等のレシーバーが候補に挙がるのでしょうか。
価格は1万円前後です。
コレ以上安く構築出来ないかと探します。
ヘッドホンアンプやバランス出力なんて要りません。
古いプリアンプへ送られるので必要ないのです。
じゃあハイレゾも意味ないのでは?と言われると思いますが…
はい、そこは自己満足ですね。
LDACにこだわらなければ、2000円前後で見つけられます。
格安LDAC対応レシーバーの可能性を捨てずに探します。
そして見つかるのです!
もちろんAliExpressで!
bluetooth 5.0、csr8675、pcm5102、qcc5125といった先程ShanlingやFiiOを調べた時と同じ単語がたくさん出てきます。
肝心のコーデックです。
ありますねLDAC!
しかしこんな剥き出しの基板なんか自分で組めるのでしょうか?
あ~つまりUSBかAC・DCから電源を供給して音を輸入して音を輸出してやれば良いんですね。
輸入!?
どこからでしょうか?Bluetoothから輸入してほしいのですが…
この一番グレードの良さそうなもので約3000円です。送料は400円です。
これにケース的な入れ物を加えても、5000円を切ります。
勝ちましたね。
5000円でLDACゴロ寝ネットワークオーディオを組めるんです!
早速注文をしましょう。
待つこと1ヶ月─────
ついに到着しました!
小さいです。
サイズは37x65mmと書いてましたが、実物を見るとその小ささに驚きます。
アンテナは内蔵タイプか外部アンテナか選べます。
やっぱりアンテナは付いてたほうがカッコいいと思い外部アンテナをチョイス。
そしてケーブルがありがたいですね。
こんなコネクタなんて分かりません。
コレをジャックに付けてあげれば完成です。
簡単ですね。
よく分かりませんが、販売ページに載っていた情報通りですね。
海外サイトから購入なので、問題なくて一安心です。
あとは用意しておいたRCAジャックとケースですね。
合わせて1000円ちょっとです。
乗せてみます。
USBメモリを比較で置いてみました。
こんなもので音が出るのでしょうか?
そんな事を思いながら穴あけ作業を始めます。
必要な穴はUSBtype-Cの穴、アンテナの穴、RCAジャックが2つです。
前面に電力供給のUSBとアンテナ。
背面には左右のRCAにしましょう。
まずは比較的自由な位置で問題ない、背面のRCAから開けましょう。
できるだけバランスの良い場所にマーキング、ポンチを打ち付けて凹みを付けてやりましょう。
コレをしないとドリルが滑って定めた場所を開けられません。
簡単なDIYなら安物の道具で十分です。
パネルが金属なので、そのままではパネルに電気が流れてしまいます。
そのため、絶縁するためにワッシャーみたいなのを挟んで取り付けます。
穴径は9.5ミリなので10ミリの穴をパネルに開けます。
3ミリ位までドリルで開けたら、ステップドリルで穴を広げましょう。
同じ要領で前面も開けていきましょう。
先に基板に固定されてるUSB部から穴開けをします。
こんな感じで穴の位置を型取ります。
コレで基板はこの位置に決まります。
ドリルをずらしながら長穴を開けます。
な~んか曲がってないかな?クレヨンしんちゃんの眉毛かな?
ヤスリで頑張って修正します。
ま、まぁなんとかなりましたね。
アンテナの穴も開けて出来たパネルがこちら─────
良いのではないのでしょうか?
仮組みをしてみます。
問題ないです。
出来上がりも想像できてきました。
初心者でもこんなに簡単にできますよ。
試しにケースに組んでみます。
あああああああああ・・・
開けた穴では基板が邪魔してアンテナを取り付けられません。
失敗です。
ちゃんと計算して穴を開けましょうね。
これだから初心者は・・・
こうなってしまってはもう一つ穴をあけるしかありません。
これで基板を避けてアンテナを付けられます。
次は基盤から出る出力のケーブルをRCAジャックにハンダ付けします。
短すぎても駄目、長すぎは邪魔になります。
しっかり計算してカットします。
赤いケーブルは右のプラス、白いケーブルは左のプラスへ。
黒いケーブルは左右の共通GNDですね。
あとは念の為に伸縮チューブで保護してやります。
さあ、あとは組むだけです!
完成です!RCAジャックの辺りがギリギリです。
不格好でもなんとか組み上がりました。
中なんて誰も見ないんで良いんです。
前面の穴はご愛嬌、なんか有効活用します。しらんけど。
れんちょんの祝福の声も聞こえてきます。
「それ電気入れたらショートするのんな~」
なに言っているんだ、れんちょんは…そんなはず…あ!
ここで気づきます。
基板とケースが触れています。
危うく台無しにするとこでした。
ありがとうれんちょん。
なんとかするよ。
本来は基板とケースの間にナットやスペーサーを入れてあげ、接触を防ぎます。
何たる失態、これだから初心者は・・・
穴位置を変えずに、接触を防ぐためには─────
グルーガンの海にしました。
基板の固定と絶縁もできて一石二鳥です。
・・・はい、応急処置ですので、そのうちちゃんと取り付けます。そのうち・・・
とりあえず完成です!
まあまあいい感じなのではないでしょうか?
早速使用してみましょう。
USBを挿したら電源オンです。
穴からはLEDの光が漏れてきます。
ここにアクリルを貼ってLEDの窓にしましょうか。
そしてアンテナが締まりきりません。
どうしてでしょうか?
中華クオリティでしょうか?
どなたか教えて下さい。
ペアリングもバッチリです。
点滅したLEDもペアリングすれば点灯に変わります。
そして接続されたコーデックは・・・
やりました!念願のLDACです!
では、鳴らしてみましょう。
中古で買った3000円くらいのアンプのAUX入力で接続して・・・
ちゃんと鳴りました。
左右のバランス、問題ありません。
音質ですが、有線接続時と変わりません。
いつも聞いている音です。
これでゴロゴロしながらスマホで音楽が楽しめます。
音質もよく、接続も途切れることはありません。
そして5000円以内で無線化出来たのが大きいです。
DIY、電子工作も楽しめました。
RCAじゃなくても、ステレオミニプラグで作っても良いかもですね。
ケースとかこだわらなければ、もっと安く済みます。
興味を持たれたら是非作ってみるのも良いかもですよ
またなにか便利なアイテム作ってみます。