私は迷っていた。
「paypayフリマ」で貰った15%OFFクーポンを何に使うかを。
そして上限が1500円なので、1万円の商品を買えば上限いっぱいの1500円引きです。
もちろん期限があるので、それまでに買わないといけません。
こうなると何かを買わないといけない衝動に駆られます。
1万円位の良い物がないかと探していると…
「WH-1000XM4 ジャンク」1万円
症状はノイズキャンセリングを使用すると左から異音、ハウリングが起きるとのこと。
よくある症状で、ジャンクの出品や壊れたという記事をよく目にします。
いろいろ調べてみましたが、自分で修理したという情報は得られませんでした。
SONYに修理依頼をすると2~3万円、そして保証では直せないようです。
そのため、ジャンク品として出品しているのを目にするのでしょう。
修理方法も分からず、直せるか分からないWH-1000XM4を8500円。
直せれば超お買い得、最悪直せなくてもノイキャンを使わなければ通常使用可能です。
チャレンジしてみようと思います。
ポチッ
ハウリング発生の事細かい状況を説明してくださった、素晴らしい出品者様が送ってくれたWH-1000XM4はこちら!
ジャン!
ちょっとヘッドホンの写真部分が日に焼けたパッケージですが状態は良いです。
早速開封していきましょう。
ケースがひょっこりお目見えです。
説明書に保証書、よくある冊子です。
説明書に帯がついているんですね。
ヘッドホンケースを開けてみましょう。
XM4の付属品は何かな?
飛行機用のなにか、USBケーブル、オーディオケーブルです。
半年しか使用していなかったとの事なので綺麗です。
イヤーパッドはすぐに交換しなくてもよさそうですね。
そのうち交換しましょう。
では、起動して症状の確認をしましょう。
ノイキャン機能をオフにするまで絶対に装着しないでと仰っていました。
きっとハウジングを密閉にすると発生するのでしょう。
では…
キーーーーーーーーーーーーーン!!!!
うーっさ!うっさい!ヘッドホンを上げて開放すると止まります。
SONYが保証期間内なのに有償で修理すると言うとユーザーは怒りますね。
こんな不具合がなぜ有償なのか?
ユーザーの使用によって起因する不具合だから…?
ヒントがないか探してみると、この症状でSONYに修理依頼をした方がいました。
その際、SONYの診断はノイズキャンセリング用マイクの汚れとのこと。
なるほど、ユーザーが汚したしたので有償修理です。
分かりますが、なんか冷たいですね。
ノイズキャンセリング用マイク─────
イヤーパッドなんかを交換したことがある人なら見たことがあるかもしれません。
ドライバーユニットのど真ん中に付けられていることがほとんどです。
そのマイクから音を拾って逆位相を流します。
その作用で周囲の音を消します。…多分。
ANCと呼ばれるものはこの原理だったはずです。
違ったらごめんなさい。
では、実際に見てみましょう。
イヤーパッドを外してしまいましょう。
え!?なんかある怖い。
隙間にオープナーを挟んで煽ります。
簡単に外れました。
全てのヘッドホンがこれくらい簡単に脱着できればいいのに。
左のスポンジの汚れが目立ちますね。
無水エタノールでフキフキします。
そしてスポンジを外します。
ドライバーユニットの中心に付いているのがマイクですね。
電源を入れて爪でコツコツ弾いてみます。
おかしい。
右は音が返ってこないのに、左は反響が凄い。
決まりですね、原因はこのマイクです。
ということはココが何かで汚れています。
電源を切って分解していきましょう。
え?なぜか濡れていいます。
とりあえずゴムカバーを外してみましょう。
普通に引っ張って大丈夫です。
ヌチャァ…としています。
まだ綺麗に見えますが、外した際に指にべっとり付きました。
なんの液体でしょう?
ゴムカバーを無水エタノールで洗浄しましょう。
マイクカプセルですが、ベッタリと油のような液体で酷いことになっています。
外してみると裏側は緑色のサビなのかカビのようなものが付着しています。
プロテクターを綺麗にしていきます。
肝心のマイクも無水エタノールを染み込ませた綿棒でゴシゴシです。
少しは綺麗になりました。
不織布か薄いフェルトでマイクカプセルをカバーしていました。
これも汚いです。
一通り清掃したので元に戻します。
一度チェックしてみましょう。
これで直れば良いのですが。
キーーーーーーーーーーーーーン!!!!
うるっさーー!
あれ?少し弱くなった気がします。
原因は間違いではなかったようです。
しかし、表面を清掃した程度ではダメなのでしょう。
もっと根本的に洗浄しないといけません。
少し作戦を立てて、もう一度挑戦しましょう。
後半へ続く。