Kiwi Ears『Cadenza』レビュー。弱点がないオールラウンダー。

【本レビューは Linsoul様よりご提供を頂いたサンプル品に基づき記事を作成しプロモーションが含まれます。】

 

案件ですよ!案件!こんな隅っこで更新も疎かにするような趣味ブログにですよ!

実は今回、ある方がコイツにレビューを書かせたら面白いんじゃないの?と、推薦があったとのことでLinsoul-JP様からお話をいただきました。

こんな弱小ブログにもお声がけいただけるなんて…

このイヤホンを広めたいのだと伝わります。

ま、レビューはいつもの様にしていきましょう。

 

手のひらサイズのよくある大きさのパッケージです。

「Kiwi Ears」というブランドは初めて聞きました。

調べてみてもイヤホンが2,3本くらいしか出てこないので割と新しいブランドなのでしょうね。

ただ、本体色のチェック欄は箱の正面ではなく、横かシールでお願いしたいですね…

 

至ってシンプルなデザインです。

CADENZAとは────

「オーケストラの伴奏を伴わずに自由に即興的な演奏・歌唱をする部分のことである。」

Orchestraという名前のイヤホンも販売していたので方向性が垣間見えます。

 

カバーを外すとKiwi Earsのロゴが入った化粧箱が出てきました。

 

イヤホン本体と冊子が出てきました。

これ、カッコいいですね。

どんどん開けていきましょう。

 

付属品が出てきました。
広げてみましょう。

 

 

イヤーピースが三種類とケーブルですね。

付属品はこれで全てです。

 

内容物は以上でした。

では1つずつ見ていきましょう。

 

シングルエンドのL字プラグです。

4芯の銅ケーブルとのことです。

少しビニール感があります。

 

3種類3サイズも付属しています。

赤軸のイヤーピースが付属するとは珍しいですね。

 

 

きれいなイヤホンです。

全4色あり、どれも綺麗な色をしていました。

自分の好きな色が選べるのは嬉しい。

イヤホン本体を見ていきましょう。

 

2pinのコネクタはフラットに埋め込まれているタイプですね。

質感はかなりプラスチッキーです。

 

ノズルは太めですが、なんとかイヤピの交換はできそうです。

何よりこのイヤホンは凄く軽いです。

測ってみましょう。

 

えっと…片側4g位かな?

アナログでスイマセン…

では、ケーブルを装着してみましょう。

 

いつも付属ケーブルとイヤーピースは使いませんが、今回は使用してみましょう。

 

 

本機は10mm1DD機で、ベリリウムダイアフラムドライバーが採用されています。

ベリリウムを使用したドライバーは初めてなので楽しみです。

 

【使用環境】

TOPPING E30(AK4493)+L30

付属4芯銅ケーブル SE接続

付属イヤーピース(赤軸)Mサイズ

 

試聴していきましょう。

第一印象ですが、聴きやすいフラットな音質だと思いました。

 

高音域の伸びが綺麗です。

女性ボーカルからピコピコ電子音まで綺麗に鳴らします。

歪んだギターのシャリつき感を上手く鳴らします。

低音はしっかり出ているのですが質量は少なく迫力がないです。

ベースも主張せず、ドラムはスネアが一番前に出てきます。

 

音場は普通ですが、上下に少し広いです。

左右の耳と前頭部で響いている印象です。

ボーカルが近く、伴奏がやや遠め。

この距離感が上手で楽器の響きや余韻を表現できています。

 

味つけの少ない優しい音で、聴き疲れとは無縁でしょう。

少し物足り部分もありますが、どんな曲でもそつなく鳴らしてくれます。

 

では、イヤピやケーブルを換えて楽しんでみましょう。

 

【使用環境】

auneaudio X1sGT(ES9038Q2M)

Tripowin Altea 4芯6N-OCC 4.4mmバランス接続

イヤピース final  Eタイプ Mサイズ

 

色々と試してみましたが、バランス接続でCadenzaが化けます。

SE接続で感じた物足りない部分が消えた本機は、この価格帯のレベルではありません。

全域で力強さを得られて楽しい音になりました。

ボーカルの息遣いがリアルに聴こえます。

音場も広くなり、上手な空間表現はそのまま活かされます。

楽曲の向き不向きはなく、しっかりと聴かせるバラードでも速いテンポの曲でも鳴らせるオールラウンダー。

上流やリケーブルの影響を受けやすく自分好みの音に近づけられます。

 

本体の質感やパッケージは若干チープな部分がありますが、音質は値段に見合わず素晴らしいものでした。

 

Kiwi Ears Cadenza

Amazon

https://www.amazon.co.jp/dp/B0BL6TCLHV

Linsoul

Kiwi Ears Cadenza – Linsoul Audio

Aliexpress

https://ja.aliexpress.com/item/1005004979995502.html?gatewayAdapt=4itemAdapt

 

今回使用したケーブル

 

低価格イヤホンのレベルが上っていますが、コスパの良いイヤホンの基準がCadenzaになると後発は大変ですね。