Truthear『HOLA』レビュー。低価格・入門機の新たな最適解。

思い返せば2022年はTruthearというメーカーに衝撃を受けて一年を終えました。

楽器の鳴り、響きが美しい『ZERO』そして、2022年に一番買ってよかったイヤホンの『HEXA』

sat03.hatenablog.com

どちらも価格を超える音質であり、満足させてくれるイヤホンでした。

 

そんなTruthearのイヤホン第3弾『HOLA』が発売されました。

今回は約19ドル、日本円で2500円ほどの低価格モデルです。

この価格帯でもパフォーマンスを発揮してくれるのでしょうか?

届いたばかりのHOLAを見ていきましょう。

 

恥ずかしそうに「こんにちは」と言いそうな可愛いウサ耳の子が、パッケージに描かれています。

パッケージは手のひらサイズに小さくなっています。

 

カバーからスライドさせてケースを取り出します。

今回のマークである六角形が記されています。

シールを剥がして開封してみましょう。

 

折りたたんであるので開いていきます。
なにやら出てきました。

 

 

付属品が出てきました。

見ていきましょう。

 

イヤーピースは経が狭いものが3サイズ、経が広いものが4サイズだと思います。

割りと肉厚でfinalのTYPE Eに似ていますが、使うことは無さそうです。

 

合格証と使用説明書です。

 

白ちゃんのプロフィールも付いてたりしました。

Tsundereの表記がちょっと面白いです。

 

なんでしょう…言うなれば、両端押して口をパクパクさせるタイプの小銭入れか携帯灰皿という感じです。

このイヤホンケースの中に本体とケーブルが入ってそうですね。

 

すでにケーブルが装着済みとは珍しいですね。

一度外してみていきます。

 

Truthearの新型ケーブルです。

前2機種のケーブルはお世辞にも良いとはいえませんでした。

0.78mm2Pinのコネクタに、3.5mm3極L字プラグ。

線材は太めの4芯、無酸素銅ケーブルです。

外装はビニール感があり若干ギシギシします。

この構成は好きなので使用してみようと思います。

 

内容物の全てになります。

最近は5000円前後のイヤホンを多く見てきましたが、その価格帯にも劣らないクオリティはあります。

豪華さはありませんが、2500円にしては頑張っていると思います。

では、イヤホン本体はどうでしょうか?

 

 

六角形がデザインされたフェイスプレートです。

シールを貼ったような値段なりの質感ではあります。

フェイスプレートはアルミ合金製でシェル本体とは材質が違うみたいです。

 

艶のないマットなボディは小ぶりで薄めです。

2pinコネクタはフラットではなく、少し奥まっています。

装着感が良くて耳の形に丁度合います。

イヤホンをグッと耳に押しても痛くならないです。

 

ベントは少し大きいですね。

ノズルも若干太めですがイヤーピースの付替えで困ることはなさそうです。

ノズルのメッシュが6角形なんですね。

細部まで凝っていてポイント高いです。

 

すぐにコーティングしてしまいます。

ピカピカにしたいというよりも、何より傷防止に役立てています。

sat03.hatenablog.com

詳細はこちらに書いております。

 

final TYPE Eを装着してみました。

問題なく装着できました。

ノズルは短いですね。

この太さでノズルが長いと外耳道が痛くなります。

付属のケーブルを使って試聴してみましょう。

 

 

本機は11mmの1DD機になります。

PUサスペンションとLCPドーム型コンポジット振動板が搭載されているとのことですがよく分かりません。

 

感度は120db、インピーダンス: 28Ω土15%(24Ω-32Ω)。

スマホの直挿しよりアンプを通したほうが良さそうです。

周波数帯域は20hz-20khzになっています。

 

【使用環境】

TOPPING E30(AK4493)+L30

付属OFCケーブル SE接続

final イヤーピース Eタイプ Mサイズ

 

第一印象は「女性ボーカルがとにかく滑らかで艶がありバランスが良い

 

キラキラと綺麗に出ています。

優しい音で、刺さることなく聴き疲れもしないです。

女性ボーカルが伸びて艶があり綺麗です。

ブレス(息継ぎ)もエッチに聞こえます。

 

もちろん男性ボーカルも埋もれること無くしっかり出てきます。

歪んだギターも元気に鳴らします。

アコギの響きも綺麗に聴こえます。

 

この価格帯になると過度に低音が盛られていたり、逆に出ていないこともあると思いますが、11mmDDの恩恵でしっかりと出ています。

沈み込むような低さとは言えませんが、ベースもドラムも迫力のある音です。

速くてもしっかりとついてきます。

どこの音域もバランスよく鳴っています。

 

音場は左右に広いですが、定位が悪くないのでブレません。

メインであるボーカルの音像は大きくて近い。

そこから左右、奥に演奏が広がっていくイメージです。

距離があるので臨場感があります。

 

音域のバランスが良いので楽曲は選ばず、何でもそつなくこなせます。

艶があり滑らかな音を堪能するには、アコースティックで音数が少ない楽曲が良いと思います。


www.youtube.com


www.youtube.com

 

リケーブルはまだ試していません。

付属の新ケーブルが思ったより悪くなくて不満はないです。

この辺はエージングと一緒にゆっくりと楽しんでみたいと思います。

 

Amazonでは3000円で販売しております。

 

https://ja.aliexpress.com/item/1005005121561630.html

AliExpressのオフィシャルストアでは日本への送料が無料で2288円でした。

 

この価格なので手軽に試せると思います。

後悔することはないと思います。

間違いなく2500円の音ではないです。