NICEHCK『DB2』レビュー。

【本レビューはNICEHCK様よりご提供をいただいたサンプル品に基づき記事を作成し、プロモーションが含まれます。】

オーディオ愛好家の皆様、ごきげんよう

早速ですが、NICEHCKと聞くと何を想像しますか?

品質が高く、コストパフォーマンスに優れたケーブルが思い浮かぶのではないでしょうか?

筆者もその一人で、NICEHCK=ケーブルという印象が強く、NICEHCK=イヤホンと結びつく方は少ないかもしれません。

以前から同ブランドのイヤホンを販売していたことは知っていましたが、手に取る機会がありませんでした。

今回はNICEHCKから発売された最新イヤホン「DB2をレビューします。

NICEHCKのイヤホンが気になっていた読者諸賢も多いことでしょう。

約23ドルから手に入るハイブリッドイヤホン…さあ、見ていきましょう。

 

パッケージカバーには、まさかの可愛らしい女の子がデザインされています。

以前のパッケージにも女の子が描かれていました…NICEHCKさん、分かってんなァ!

パッケージ裏には仕様が詳しく記載されています。

 

この子の名前はティアンちゃんです!

カバーを外しても、化粧箱にはティアンちゃんがお出迎えしてくれます。

蓋を開けると、化粧箱の中でもティアンちゃんがお出迎えしてくれます。

 

アクセサリーを見ていきましょう。

ケーブルは3.5mmのL字プラグで、コネクタは0.78mmPinのNX7(TFZ)タイプです。

線材は細めのOFCを採用しています。

また、2種類のシリコン製イヤーピースが付属しています。

黒いイヤーピースは少し硬めで、サイズは3種類です。

傘が白濁色のタイプは柔らかく、サイズは5種類のセットとなっていました。

こちらのイヤーピースは、1000円ほどで販売しているのでお得ですね。

https://s.click.aliexpress.com/e/_Dk8EaeZ

 

ティアンちゃんのミニ色紙が付属しています。

説明書や各種カードも同梱されています。

 

更にイヤホンケースも付いています。

内容物は以上です。

盛りだくさんで満足できるセット内容となっていました。

 

フェイスプレートはアルミ合金のパネルをベースに、樹脂のパネルを組み合わせています。

これにより、音質に変化を与えつつ、イヤホンの剛性と美しいデザインを両立させています。

ソケットは0.78mmの2Pin、NX7(TFZ)タイプとなっています。

 

ノズル口の直径は6mm、ステムの太さが4.8mmノズルの太さは平均です。

樹脂製のシェルは片側4.5gとこちらも平均的な重さです。

 

【製品仕様】

ドライバー  :1DD+1BA(10mmチタンメッキグラフェン振動板+BA)

感度     :107dB/mW

インピーダンス:16Ω

周波数帯域  :20Hz-20kHz

DB2 は、グラフェンの薄さとチタンの剛性のバランスをとった 10mm チタンメッキグラフェン振動板を使用しています。

BAも音響管内に配置されており、高周波損失を効果的に低減します。

DD と BA の組み合わせにより、DB2 は幅広いサウンド スタイルに対応できます。

引用:NiceHCK Audio Store|DB2

 

 

【使用環境】

アンプ   :TOPPING L30

DAC    :TOPPING E30(AK4493)

ケーブル  :付属ケーブル

イヤーピース:付属イヤーピース(白濁色・黒軸)

エージング :10時間 

音が硬く、モニターサウンドが特徴的です。

歯切れがよく明るく、乾いた音という印象です。

 

高音域はきつくならず、綺麗に鳴らしています。

明瞭感があり、見通しも良好です。

BA(バランスド・アーマチュア)は突き抜ける高音ではなく、金属音もあまり主張しません。

 

中音域は薄いため、全体的にスッキリとした音に聴こえます。

分離感は良いのですが、解像度感は今一歩です。

手前に出てくる音は分かりやすいですが、奥に引いている音は若干潰れてしまいます。

ボーカルは綺麗に聴こえますが、表現力がやや不足している印象です。

 

キレのある低音で、速い曲でもグイグイとついてきます。

ギターやベースが気持ちよく聴こえます。

深さはそこまでありませんが、質量があり迫力があります。

 

音場はやや狭い~普通で、定位感は良好です。

立体感はあまりなく平面的です。

振動板がグラフェンの影響か、エージングにより印象が大きく変わります。

低音は出るようになり、音に伸びが出たので、ガンガン鳴らし込んでいくことをお勧めします。

 

アクセサリーについて

リケーブルをおすすめします。

特に解像度感が向上するケーブルを組み合わせると良いでしょう。

コネクタはNX7タイプ(TFZタイプ)なので、注意が必要です。

一応、0.78mm2Pinでも挿せますが、見た目はあまり好ましくありません。

もちろん、筆者はケーブルを持っていませんので、写真の様になります。

付属のイヤーピースでも問題はありませんが、中高音域を強調するイヤーピースとの相性が良いです。

 

アンプについて

仕様通りに鳴らしやすい部類のイヤホンで、スマホに直接接続しても十分に鳴らすことができます。

ただし、バランス接続が非常に良いと感じたので、対応するアンプの使用をオススメします。

また、DACチップについては、ESSのサウンドに適していると感じられました。

 

ケーブルでお世話になっているNICEHCKさんのイヤホンは、予想以上に堅実でしっかりとした音質で良いイヤホンだと思いました。

KZの1DD+1BA機の派手な音質とは異なり、Wan'er S.Gのようなスッキリした音が好きな人は、必ず気に入るでしょう。

逆に正反対に位置するのは、濃厚な音を奏でるNOVAです。

欲を言えばもう少し解像度感が欲しかったりしますが、価格を考えると十分な完成度で、満足できる仕上がりになっていました。

また、上位機種であるNX7から受け継がれたデザインも素晴らしい。

なによりもティアンちゃんが可愛い!

 

価格は約4000円にてAmazonやAliExpressで購入可能です。

カラーは今回紹介したブルーに加え、パープルとブラックの三色から選べます。

マイクあり/なしやケーブルセットでの販売もしています。

 

|AliExpress|https://s.click.aliexpress.com/e/_Dk8KNIN