【本レビューは Linsoul様よりご提供を頂いたサンプル品に基づき記事を作成しプロモーションが含まれます。】
7HZから新作イヤホン「SONUS 灵境」が発売されました。
価格は1万円弱と手に取りやすい価格です。
安定して良いイヤホンを世に送り出している7HZ、その新作はとても楽しみです。
さぁ、見ていきましょう。
パッケージにはイヤホンの写真と、SONUSの文字がデザインされインパクトがあります。
SONUSはラテン語で「音」とのこと。
SONYの社名もsonusとsonnyという言葉が由来していましたね。
灵境はちょっと何言ってるか分かんないです。
裏には仕様が記載されています。
カバーを外すとパッケージとは一転して、鮮やかなオレンジ色のケースが出てきました。
ケースを開けると透明の保護カバーに中国語が書いてあるの訳してみましょう。
ありがたいお言葉が書かれた保護カバーを外すと、イヤホン本体とアクセサリーが出てきました。
詳しく見ていきましょう。
イヤーピースは2種類で白濁色の傘が5サイズ、群青色の傘は3サイズです。
傘の柔らかさ、軸の長さが違いました。
イヤホンケースは7HZのロゴ入りボタンです。
付属されたケーブルは並列になった4芯の銀メッキOCCケーブルで、プラグは3極3.5mmになります。
説明書や替えのフィルターが付いていました。
内容物のすべてになります。
付属品がいっぱいで嬉しいです。
7HZのロゴが描かれたアルミ製のフェイスプレートで、曲線が美しいです。
対応コネクタは0.78mm2Pinです。
シェルボディに凹凸があり装着感が良いです。
ノズル口は直径6.3mmと若干太く、ステムは5.4mmでした。
ノズルのフィルターは三重になっており、ユニットの性能を十分に引き出しているとのこと。
医療用グレードの樹脂製シェルは透明度が高くキレイです。
片側5.2gで標準的な重さです。
【製品仕様】
SONUSは11.3mmのDDとひとつのBAが搭載された1BB+1BAのハイブリッド機です。
・感度:109dB/V
・インピーダンス:30Ω
・周波数帯域:10Hz-20kHz
【使用環境】
・TOPPING E30(AK4493)+L30
・付属ケーブル
・付属イヤーピース 白濁色・黒軸
・エージング10時間
解像度感は高め、スッキリしていて見通しが良い。
角のない優しい高音域で、大人しい印象。
煌びやかさはないが、伸びあり広がっていきます。
中音域の音が厚く、音数が多くても音の詰まりが少ない。
女性ボーカル、男性ボーカル問わず表現力があり上手です。
音がつぶれることもなく、中音域がSonusのストロングポイントだと思います。
低音域は楽曲に合わせてドッシリとした音が出てきます。
サブベースも心地よく、柔らかい印象です。
音圧のある楽曲も余裕です。
音場広め、音との距離感が絶妙です。
ボーカル、楽器共に一定の距離感があり、立体感があります。
定位感は及第点、FPSゲームには向きません。
付属のケーブルとイヤーピースでも良い音が出ますが、交換をお勧めします。
全体的に解像度を底上げしてくれるJSHiFi Nocturne。
中音域を前に出して綺麗に聴かせるAZLA SednaEarfit MAX。
この組み合わせが好みです。
ケーブルやイヤーピースの影響を受けやすい印象です。
モデル名 | Salnotes Zero | SONUS | T3 Plus |
---|---|---|---|
ブランド | 7HZ | 7HZ | TINHIFI |
ドライバー構成 | 1DD | 1DD+1BA | 1DD |
ドライバー | 10mm-メタル | 11.3mm+BA | 10mm-LCP |
再生周波数帯域 | 10Hz - 20kHz | 10Hz - 20kHz | 10Hz - 20kHz |
インピーダンス | 32Ω | 30Ω | 32Ω±15% |
音圧感度 | 108dB | 109dB | 105±3dB |
筐体素材 | 樹脂 | 樹脂 | 樹脂 |
リケーブル | 0.78mm 2Pin | 0.78mm 2Pin | 0.78mm 2Pin |
ステム | 5.4mm | 5.4mm | 5.4mm |
ノズル | 6.3mm | 6.3mm | 6.0mm |
重さ | 5.5g | 5.2g | 4.5g |
参考価格 | ¥3,300 | ¥9,700 |
¥9,000 |
※周波数特性は全てLINSOUL(amazon)販売ページより引用
7HZのエントリーモデルSalnotes Zero と、ウォーム系で価格の近いT3 Plusと比較してみます。
SONUS vs. Salnotes Zero(final TYPE E+JIALAI JLDT3)
Salnotes Zeroは明るく硬めな音でダイレクト感があります。
解像度はSONUSに及ばず雑味があります。
対してSONUSはドンシャリ傾向にありますが、音の密度がキメ細かいです。
エントリーモデルとの差は確実にありました。
SONUS vs. T3 Plus(Tangzu Tang Sancai +NICEHCK RedAg )
T3 Plusがまろやかで聴きやすい音です。
音の傾向は似ていますがT3 Plusは太い音を出します。
SONUSは明瞭感がありワイドレンジです。
決定的に違うのはSONUSの音場が広いことです。
7HZ-SONUSは1万円以内で手に入るイヤホンとしておススメです。
温かみがあり、なおかつ解像度感も十分です。
聞き疲れのしない心地よい音で、どの音楽のジャンルにも合うと思います。
カラーは3種類あり、個人的に赤色が樹脂も綺麗でカッコいいと思います。
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LINSOUL
7HZ Sonus | 1DD+1BA Hybrid IEM – Linsoul-JP
他にも7HZのイヤホンもレビューしています。
よろしければご覧ください。
1万円前後のイヤホンって本当に厳しいと思います。
最近はエントリークラスで良いイヤホンがたくさん出てるので、この価格でこの音ならと「安くて良いイヤホン」を選ぶ人が多いと思います。
そして、2〜3万円のイヤホンに対しては音質にアドバンテージがあるので、そちらを優先すると人が多い思います。
微妙な位置に立たされたこのクラスのイヤホンは、本当に頑張らないと厳しいと思います。
そんな中で今回はエントリークラスのイヤホンと聴き比べて、やっぱり音質が違うと実感できたのはすごく良かったです。