Salnotes Zeroは根強い人気があり、安くて良いイヤホンということは知っていました。
7Hz Legatoのレビューを執筆している時に、資料用にSalnotes Zeroの販売ページを見た時でした。
可愛い色が目に飛び込み、気がつけばなぜか家に到着していました。
そんな可愛いオレンジ色のSalnotes Zeroを紹介していきます。
パッケージです。
サイズはKZやCCAの箱…といえば分かるでしょうか？小さいです。
カバーを外すと本体のお目見えです。
本体を通り越し、中の付属品を見ていきましょう。
説明書と仕様書が入っていました。
６色のイヤーピースが出てきました。
可愛いデザインですが傘がペラペラなので低音が落ちるかもしれませんね。
0.78mm 2Pinの7Hzの丸型のコネクターで、プラグは3.5mmのSEです。
線材はOFCを採用した４芯ケーブルです。
手に取った時ビックリします。
きしめんケーブルです。
LとRをさけるチーズみたいに裂いて２本にするのは１００円のケーブルを買った時以来です。
これで全てです。
かわいらしい付属品ですが正直、値段なりです。
少し不安を覚えますが本体を見ていきます。
ステンレス製のフェイスプレートにSalnotes Zeroの文字でオシャレです。
樹脂製シェルの質感はプラスチッキーですが凄く良い色です。
ドラゴンボールの武道着、ジャイアンツのオレンジで伝わるでしょうか。
ソケットは完全フラットです。
丸い形状をしていますが、0.78mmの2pinであれば問題なくリケーブルできます。
少し厚めのシェルですが装着感は悪くないです。
ノズル口は3.2mm（sat03調べ）でした。
イヤーピースの交換に困ることはありません。
ただしステムは短めなので、私は耳の奥まで入りませんでした。
いつもの計量器で申し訳ないのですが…イヤピ込みで片側約6g（sat03調べ）です。
Salnotes Zeroは10mmのダイナミックドライバーを搭載しています。
感度：108dB
インピーダンス：32Ω
周波数帯域：10Hz-20kHz
音は大丈夫かな？という気持ちで試聴します。
【使用環境】
TOPPING E30（AK4493）+L30
付属ケーブル SE接続
付属イヤーピース オレンジ色
エージングは10時間ほどです。
高音域はしっかり出ていますが、刺さる音の「2歩手前」です。
シンバル類もキツくないので聴き疲れすることはありません。
ただ、優しすぎるというか退屈な音です。
中音域は素晴らしいです。
気持ちよく前に出てきます。
とにかくニュートラルで自然な音です。
籠もりはなく、抜けがいいです。
ギターも上手に鳴らします。
男性・女性ボーカル共に不得意なしです。
鳴ってはいますが、質量は少なく薄いです。
ドラムはスネアより下はあまり出てきません。
その影響で音の分離感がとても良いです。
上下、奥行きはあり感じられませんが、左右に広いです。
定位も悪くないので立体感がでていて楽しめます。
距離感もしっかりしていて不自然ではありません。
良い音なのは間違いないのですが、正直そこまで評価されているほどではないと思います。
リケーブルしてイヤーピースを変更してみます。
【使用環境】
TOPPING E30（AK4493）+L30
Nicehck - RedAg
https://s.click.aliexpress.com/e/_DeufuXr
final TEPE E (ホワイト)
final ファイナル Eタイプ【FI-EPE】 ALLサイズ / 各1ペア / WHITE / e☆イヤホン
この構成で聴いてみます。
試聴曲：ハンドメイド流星群
カチッと固くなった高音域は力強くなりました。
イントロのピアノが綺麗に流れていきます。
ボーカルに艶がでてエロチックになりました。
眠たかった音がシャキッとしました。
少し前に出てきた低音は強くなりました。
中音域は変わらず良いです。
とにかく全域のバランスがいいです。
また、空間表現がとても上手です。
音の響き、余韻が素晴らしいです。
これで言われている評価の高さに納得しました。
7HZ 『Salnotes Zero』をオススメします。
ですが、リケーブルとイヤーピースの交換を条件とします。
なんといってもカラバリが豊富で、好みの色が見つかると思います。
見れば見るほど赤色がで欲しくなってしまいます。
3000円ちょっとで購入できます。
リケーブルとイヤーピースの交換前提ですが、この価格帯だとリードしています。
MOONDROP 竹-chuやTruthear HOLAとは好みの差で、どこを重視するかだと思います。
ラフに聴くならSalnotes Zero一択です。
