【本レビューは Linsoul様よりご提供を頂いたサンプル品に基づき記事を作成しプロモーションが含まれます。】
今回JOYODIOから発売されたハイブリッドイヤホンをレビューしていきます。
スイッチの切り替えにより音質の変化が楽しめるということなので楽しみですね。
少し大きめのパッケージは、これでもかとイヤホンが全面にデザインされてインパクトがあります。
パッケージ裏には製品仕様と会社情報が載っています。
マイク付きにチェックが入っています。
カバーを外すと高級ブランドの様な箱が出てきました。
箱を開けると冊子が出てきました。
JOYODIOの「J」は音符なのが可愛らしいです。
世界各国の言語に対応しています。
ほとんどが英語・中国語のみなので珍しいですね。
このブログの文章よりしっかりとした日本語です。
イヤホン本体やイヤーピースが出てきました。
白濁色と赤軸のイヤーピースが付属しています。
サイズは3種類、素材はどちらもシリコン製です。
イヤホンケースがでてきました。
今まで見てきた付属のケースで革の質感が1番良いです。
ケースの中にはケーブルと…なんでしょうこれは?
これは…simピン!?
ケーブルとなぜかsimピンが入っていました。
銀メッキの8芯ケーブルです。
ほとんどの付属ケーブルは4芯なのですが8芯とは珍しいですね。
プラグは3.5mmのSEです。
写真はマイク付きなので4極ですが…
続いてイヤホン本体を見ていきましょう。
フェイスプレートは金属製です。
全体的に丸みを帯びた形状をしていて、そこに爪痕のようなラインの凹凸により光が屈折して綺麗なコントラストが生まれます。
コネクタは0.75mmの2Pin、QDCタイプになります。
ノズルは標準的な太さでfinal TYPE Eは苦労することなく装着できました。
シェルは樹脂製です。
ボディは厚めなので、耳の奥にしっかりと挿入しないとフィットしません。
これがチューニングスイッチですね。
思ったより小さく、simピンで切り替えをするみたいですね。
では、ケーブルを装着して試聴してみましょう。
7mmのダイナミックドライバーと、29689と30019からなる2基のBAが搭載された1DD+2BAのハイブリッド型になります。
そこにチューニングスイッチにより音質の変化が楽しめます。
感度は106db±3db、インピーダンス11Ω-31Ω
ここまでインピーダンスに開きがあるのは気になりますね。
周波数帯域は20hz-40khzでハイレゾ対応になっています。
【使用環境】
TOPPING E30(AK4493)+L30
付属8芯銀メッキケーブル SE接続
本体装着済みイヤーピース
最初はスイッチを全てOFFにしたスタンダードタイプで試聴します。
10KHzの辺りが少し前に出てきます。
明瞭感はありますが、ハイハット、シンバルが少しシャリつきます。
かといって煌びやかな音ではなく、硬めのモニター寄りの高音域です。
本機のストロングポイントは中音域だと思いました。
ナチュラルで温かみのある音です。
温かみがありますが、こもりがなくてクリアで見通しが良いです。
上下の音域がハッキリ分かれているので、埋もれたり消されることはないです。
過剰に主張することはありませんが、太めのしっかりとした低音域です。
大人しい印象ですが、全体的にはフラットでバランスが取れた音質だと思います。
物足りないと思う方は多いかと思います。
音場は狭め~普通です。
ボーカルや伴奏に奥行きはありますが、中央に集まっている印象です。
定位感は普通、音像は小さめ。
良く言えばまとまっていますが、悪く言えば面白みがありません。
また、男性ボーカル、女性ボーカルどちらも綺麗に聴けます。
以下のような楽曲が合うと思いました。
では、スイッチの切り替えによる音質の変化を楽しんでみましょう。
スイッチは4つです。
①Low 低音域
②High 高音域
③Ultra-High 超高音域
④Full-frequency overall regulation 全周波数帯域制御
今回は説明書に記載されていた4パターンを試してみたいと思います。
まず④のみONでHIFIです。
音質の変わり様に驚きます。
音量が格段に大きくなりました。
全体的に音が持ち上がり、パンチの効いた音になりました。
クリアになり音場が少し広くなリました。
インピーダンスに開きがある理由がわかりました。
イヤホン本来の音がこれで、スイッチのOFFで抵抗が加えられて出力が抑えられているではないかと思います。
①と④がONでR&B/Rockです。
ズッシリとした低音が増幅されました。
コレくらいの低音が聴いていて気持ちがいいです。
正直この辺りが物足りなかったので嬉しいです。
次は③と④がONでClassicalです。
ハイハットのクローズやシンバルの音が強くでています。
ちょっとキンキンきますがそこまでキツくないですが、長く聴けませんでした。
最後は全てONでPOPです。
前の音に低音が足されます。
②の高音はあまり感じないです。
説明書には5通り記載されていましたが、全部で16通りの組み合わせができます。
この後も色々スイッチを切り替えて、自分好みの音質を探してみました。
私は①と④をONにしたチューニングが1番好きです。
ウレタン製イヤーピースとの相性が良かったです。
リケーブルを試しましたが、付属のケーブルも十分頑張っています。
気になっていたシャリつきはエージングで消えると思います。
Joyodio Shine
価格は1万円前後です。
こういったギミックが搭載されているイヤホンは高くて試せませんでした。
この価格帯でチューニングスイッチを楽しめるのは凄いですね。