【本レビューはDUNU-TOPSOUND様よりご提供をいただいたサンプル品に基づき記事を作成し、プロモーションが含まれます。】
DUNUのイヤホンを広めるために日本で販売促進キャンペーンが進行中であり、その一環として今回、Kima Classicの試聴機をお預かりしました。
Kima ClassicはVGP2024インナーイヤー型ヘッドホン(1万円以上2万円未満)を受賞したモデルになります。
栄誉ある本機を詳しくレビューできればと思っています。
さあ、見ていきましょう。
DUNUブランドについて
DUNU-TOPSOUND
DUNUは1994年にODM/OEM会社としてスタートし、その後、イヤホン製品の開発と製造に専念してきました。2006年には独自のブランドを立ち上げ、音響性能と価値を重視し、あらゆる価格帯で最高水準のオーディオを提供しています。
サウンドアース
DUNU-TOPSOUND本社と提携し、日本市場でのリサーチ、製品リリース、宣伝広告、Webマーケティング、市場投入などの業務を日本正規代理店として担当しています。
2012年10月、秋のヘッドフォン祭りを始まりとして日本市場に参入したDUNU。
20年以上の歴史を有する老舗のイヤホンメーカーで、サウンドアースが日本正規代理店として取り扱いしているので、日本の販売店でも安心して購入できますね。
パッケージはイヤホンの写真を全面的に押し出したシンプルなデザインです。
裏面には中国語、英語、日本語で仕様が記載されています。
パッケージやマニュアルに日本語が記載されているイヤホンブランドは、日本市場に力を入れていると考えています。
カバーを外し、黒い化粧箱を開けます。
中にはイヤホン本体と、オレンジ色のイヤホンケースが出てきました。
豊富なアクセサリーを見ていきましょう。
4芯OCCの銀メッキケーブルが付属し、3.5mmプラグでコネクタは0.78mm 2pinです。
ケーブルはイヤホン本体と調和したカラーで統一されています。
また、6.3mm変換プラグが同梱されているのは珍しいです。
目を引くオレンジ色のイヤホンケースも同梱されています。
※ハニワは付属していません。
イヤーピースは3種類で、それぞれ3サイズが付属しています。
注目なのが、白濁色のCandyや筒状のS&Sと呼ばれるイヤーピースです。
それぞれ2000円ほどで個別に販売されており、とてもお得だと思います。
黒いイヤーピースは汎用的なものです。
また、クロスやブラシも同梱されており、イヤホンのケアやメンテナンスが簡単に行えます。
かなり豊富でクオリティの高いアクセサリーがそろっていると思います。
ちょっと満足しそうになってしまいますが、イヤホン本体を見ていきましょう。
フェイスプレートは独創的なカットパターンが特徴で、アッシュグレーで落ち着いた雰囲気です。
ソケットは0.78mm 2Pinとなっています。
シェルは片側8.1gと金属製のイヤホンとしては平均的な重さです。
厚みがありますが、耳への収まりが良く、装着感が良くて快適でした。
金メッキされたノズル口の直径は6.0mmで、ステムが5.4mmと平均的な大きさになっています。
長時間の装着でも耳に痛みがなく、イヤーピースの取り付けも簡単でした。
【製品仕様】
Kima Classicは、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)振動板を採用した10mmのダイナミックドライバーを搭載した1DDイヤホンです。
・感度:108dB±1dB@1KHz
・インピーダンス:32Ω
・周波数帯域:5Hz-40kHz
【使用環境】
・TOPPING E30(AK4493)+L30
・付属ケーブル
・付属イヤーピース(Candy-Mサイズ)
・エージング20時間
非常にブライトで高音域に振り切っているイヤホンだと思います。
クリアで硬く引き締まった音が印象的です。
ダイナミックで、味付けの少ない純粋なサウンドが楽しめます。
明瞭度が高く、煌びやかで突き抜ける高音域です。
特に8000Hz~10kHz前後の領域が強調されており、シャリつきを感じることがあります。
また、キツさが感じられ、聴き疲れを起こす可能性があります。
分離感が優れており、低音域に邪魔されず前に出てきます。
こもった音とは無縁で、楽曲のクリアさが際立ちます。
アタック感があり、勢いのある楽曲が得意です。
周波数測定を見る限り、もう少し低音が出てもいいかと感じられますが、実際にはあまり出てきません。
高音域に対して、深さや迫力が足りない印象です。
低音域の立ち上がりが速く、キレがありますが、余韻が少ないサウンドとなっています。
音場の広さは普通~広めで奥行きが感じ取れます。
窮屈さはありませんが、若干中心に集まっている印象があります。
定位感は問題なく、ボーカルは中心からブレることがありません。
アクセサリーについて
付属ケーブル、特にイヤーピースは品質が高く、使用に問題はありません。
また、Kima Classicの音域バランスを楽しむのであれば、付属のアクセサリーが良いと思います。
筆者は高音域を抑えて低音域を強調したかったので、色々と交換して楽しんでみました。
イヤーピースはfinal Eタイプ、ケーブルはBIGMANGO-Suzakuが好印象でした。
付属のCandyが高音域を強調している可能性があります。
フォームタイプのイヤーピースは変化が過度になると感じました。
自分の好みにの音域に近づけたり、変化を加えても面白いと思います。
アンプについて
ドングルDACで音をしっかりと鳴らすことができました。
DACチップについて、AKMよりもESSのサウンドが合っていると感じました。
高音域を好む方や、明瞭感やキレのあるサウンドを好む方にはお勧めです。
しかし、シャリつきのあるサウンドが苦手な方には向かないイヤホンです。
個人的な好みになりますが、高音域に音量を合わせると低音域が物足りなく感じてしまいました。
なお、この質量差に関しては、イヤーピースやケーブルの交換によってある程度の調整が可能です。
価格は約16000円です。
Kima Classicは各販売店にて購入可能です。
特徴ある高音域なので、一度試聴することをおススメします。
e☆イヤホン (各店舗にて試聴可能)
フジヤエービック (店舗にて試聴可能)
https://www.yodobashi.com/product/100000001007884112/