【本レビューは Linsoul様よりご提供をいただいたサンプル品に基づき記事を作成し、プロモーションが含まれます。】
Kiwi EarsからドングルDAC「Allegro」が発売されました。
Cadenzaなどのイヤホンで高評価を得ているKiwi Earsが手掛けるドングルDACは、一体どんな製品なのでしょうか。
実際にAllegroを使用してレビューしていきます。
では、上上下下左右左右BAなドングルDAC「Allegro」を見ていきましょう。
パッケージ
黒い箱に銀色の線でDACやロゴが描かれたシンプルなデザインです。
裏面には仕様が記載されています。
アクセサリー
・Allegro本体
・説明書
・Type-Cケーブル
Type-Cケーブルが1本のみ付属しています。
PCやiPhoneで使用したい場合は、別途変換アダプターが必要となります。
デザイン
ファミコンのコントローラーを彷彿とさせるデザインで、大人心をくすぐります。
ただし、ボタンや十字キーは操作できません。
裏面には小さな穴がインジケーターライトとして機能します。
Allegro の製品サイズは、おおよそ縦2.9cm×横4.6cm×高さ1.8cmです。
上部には、+と-ボタンが搭載されています。
製品仕様
入力端子はUSB Type-Cです。
4. 4mmのバランス出力と3.5mmのシングルエンド出力ポートを備えています。
AllegroはESS Sabre ES9028Q2Mを搭載し、PCM32bit/384kHz、最大DSD256までの再生に対応しています。
周波数応答 | 20Hz~40kHz |
出力電力 | 3.5mm PO:70mW@32Ω |
4.4mm BAL:155mW@32Ω | |
THD+N | 0.0015%@32Ω |
S/N 比 | 123dB |
対応システム | Windows、iOS、Androidなど |
音質
実際にAllegroを使用してみます。
特別な設定もなくスマホと接続するだけで、問題なく認識・出力できました。
また、背面部は音源フォーマットによって、LEDインジケーターの色が変化します。
Allegro の音質は、アタック感のある生々しいサウンドで、非常に優れています。
特に印象的なのは、太く厚みのある中音域です。
低音もしっかりと沈み込み、迫力のあるサウンドが楽しめます。
高音域はクリアでハッキリしているので、中低音域に埋もれることなく、バランスの良い音質を実現しています。
音色としては、柔らかくウォーム寄りなので、長時間聴いても聴き疲れしにくいでしょう。
再生に関しては、不具合やノイズ等は一切確認できませんでした。
ただし、Android端末では上部の+-ボタンは反応せず、ボリュームコントロールはできません。
出力
イヤホンは十分に鳴らす性能を備えています。
特に 4.4mm バランス出力は余裕があり、出力を必要とするイヤホンでも問題なく使用できるでしょう。
ヘッドホンに関しては、バランス接続であれば音量は十分です。
実際に、SONY MDR-1A を問題なく鳴らすことができました。
ただし、SONY MDR-MV1 の場合は、音量は問題ないものの、高音域がキツくなるため、使用は難しいと思われます。
総評
Allegroは、コントローラー風のユニークなデザインが印象的な上X下BLYRAなドングルDACです。
音質 は、ダイナミックで厚みのあるサウンドを実現しており、さすがKiwi Earsと感心させられます。
おススメできるドングルDACです。
販売情報
Kiwi Ears Allegroは各サイトにて価格は9000円台で販売しています。