MDR-100A、MDR-100ABNの修理が終わりました。
音質のチェック、またSONYの他機種で比較してみたいと思います。
ケーブルの作成も挑戦します。
MDR-100Aのプラグとジャックは少し特殊な形状です。
ジャックには凹みがあり、鍵穴のような形になっています。
ここに合わないとカチッとはまらない仕組みになっています。
汎用プラグではスカスカで合いません。
プラグ側です。
凸部があり、ジャックに噛み合うようになっています。
このジャックに合うプラグは、細長くて4極である事が条件になります。
MDR-100Aで使えるプラグを探してみると、適合したとレビューを見つけます。
それが「NOBUNAGA Labs」というメーカーのプラグです。
「なんかこのブログ名に似てるんな~」
いや…インスパイアだよ…決してパクってないよ…
「…」
さ、さて、この4極ステレオミニプラグ、MDR-1Aにも使えるみたいです。
MDR-1Aもジャックが特殊で、汎用のプラグではリケーブル出来ません。
これがあれば自宅にあるMDR-1A、MDR-1A自作カスタムにも使用できますね。
価格もAmazonで1000円位なので早速ポチっちゃいます。
届いたプラグ類です。
対になるL字プラグは当ブログ定番の「NEUTRIK NTP3RC-B」です
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/56279/
ケーブルは「MOGAMI 2799」を使用します。
早速プラグを見てみましょう。
あ、これ難しいヤツです。
絶対ヒィヒィ言う事になります。
とりあえず仮合わせをして、芯線の長さを決めましょう。
予備ハンダします。
さてここでピンアサインの確認しておきましょう。
複雑ですね。
この画像を見ながら作業していくことになります。
まずは「L-」からつけました。
ここでケーブルの位置が固定されるので、全ての芯線が合う位置を探してハンダ付けします。
一番遠い「R-」です。
手前から付けた方が良いのかもしれません。
プラグ側も予備ハンダをして、ショートさせないように細心の注意を払います。
作業はかなり難しいです。
「L+」を先に付けます。
手がプルプルします。
最後に「R+」です。
何とかハンダ付け作業は終わりましたが、4時間位かかりました。
これはリッツ線や細い線でやるべきです。
テスターでショートしていないか導通を確認します。
問題ないのでケースを取り付けます。
そして、L字プラグも取り付けて完成です。
NOBUNAGA Labsのロゴがカッコいいです。
グレー色のケーブルでもプラグに合いますね。
ケーブル作りはTOP3に入る大変さでした。
もう4極は作りたくないです。
ハンダが乗りやすく、作りもしっかりしています。
このプラグだったっから成功できたと思います。
頑張ったので良い音になってくれると嬉しいです。
ではリケーブル前後の音のチェックしましょう。
まずは純正のケーブルです。
いわゆる、きしめんケーブルと比喩されている平べったいケーブルです。
当時、流行っていたのでしょうか?
私は嫌いです。
ああ…この音です。
低音が強調された普通の音質です。
聞く人によってはブーミーに聴こえるかもしれません。
低音の影響で中音が少し埋もれてますね。
定位が良く、ボーカルがハッキリ聞こえます。
音場は頑張っていると思いますが広くは無いです。
でも、アニソンを聴くには丁度いいのです。
では、作成したケーブルで聴いてみます。
聴いた瞬間、音が大きくなったと思いました。
よく聴くと違いました。
解像度が良くなったのです。
全体的にクリアになったのを、音が大きくなったと勘違いしたのです。
埋もれていた音がキレイに鳴っています。
定位は変わらず良いです。
BELDENの様にどこかの音域が強調される、ということはないです。
クセもなく、確実に音が良くなったと言えます。
苦労してケーブル作りをした甲斐がありました。
MOGAMI 2799は間違いなく万人受けするケーブルでオススメできます。
ではこのケーブルを使って改造したMDR-100AとMDR-1Aで試聴してみましょう。
ん?このヘッドホン買った記憶ないぞ。
「重症なのん…」
同じ色のイヤーパッドが見つからず、ライトグリーンになりました。
MDR-100ABN用の緑はありますが、こちらは何故か見つかりません。
ちなみにイヤーパッドも共通ではありませんでした。
この後出てくる2機種はこの緑100Aとの比較になります。
生涯ヘビロテのアニソン3曲聞いていきます。
アコースティックギターのアルペジオ、女性ボーカルの響きを比較材料にします。
イントロのボーカル、アコースティックギター、ピアノ、ツリーチャイムかな?
それぞれの音が埋もれず綺麗に聞こえるか、soca調のリズムが歯切れよく聞こえるか、等です。
イントロで定位、音場の広さに差が出ます。
色々なヘッドホンで聞きましたが、その差は顕著に出ます。
あと、れんちょんの歌声が一番可愛く聞こえたら優勝です。
再生環境です。
セレクターに今回の3台を繋げて聴いています。
では、いきます。
前回改造したMDR-100Aですね。
さあ、ドライバーユニット交換でどう変化したか聴いてみましょう。
結論だけ、書く。
失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した
あたしは失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗
比較とかそういったものではないです。
なんとも形容しがたい音ですが、味気ない音です。
音が軽く低音がペラペラ、高音はシャカシャカ鳴っています。
それだけです。
新しいユニットを注文しました。
これは、う、うん。
何も言わないでください。
ノーマルMDR-1Aです。
リケーブル出来るのが楽しみだったりします。
早速聴いてみましょう。
うわっ暴力的な低音ですね。
尚且つ、高音が伸びるのでギターが良く響きます。
解像度はより高くなり、音の厚みが段違いです。
リケーブルの効果か、低音がシャキッとしました。
元々厚ぼったい音だったんですけどね。
定位の良さは変わらず、音場が若干広いでしょうか。
ボーカルのブレスが一番よく聞こえます。
太陽キッスを聴くなら間違いなくコレです。
近年はMDR-1Aでアニソンを聞いていました。
MDR-100Aと同系の音なので、自分の好みなのでしょうね。
激しめのアニソンはMDR-1A、おとなしめのアニソンはMDR-100Aになりそうです。
次は、ワイヤレスヘッドホンを聴き比べましょう。
MDR-100ABNは100Aのワイヤレスモデルの位置付けでしょうか。
ちなみに部品は共通ではございません…。
再生機はXperia XZ Premiumで、イコライザーはフラットです。
LDACの音質優先で再生します。
ふふふ…有線でもワイヤレスでもハイレゾです。
再生する音源のサンプリング周波数は44.1kHzですけどね。
「ハイレゾという名前に踊らされてるのん…」
くっ…!さ、先程と同じ3曲を聞いていきます。
なるほど。
100Aと同じ音ではないです。
パワーダウンしてます。
鳴り方は似てるのですが、迫力がなく中低音が薄いです。
それ以外は100Aと大差はないです。
しかし、ワイヤレスとしては十分な音質だと思います。
WH-H900NはMDR-100ABNの後継機でしょうか。
サウンド面よりも機能が進化したモデルだと思います。
外音取り込み、DSEE HX等の機能も増えましたね。
今回は同条件で再生するので関係ありません。
おっ、100ABNより「キレイ」に鳴ってますね。
音の分離がよくなってますね。
後は、音場が広くなったかな?程度です。
そこまでの差はありません。
ワイヤレスヘッドホンを1台だけ持つならコレがいいな。
WH-1000XM4ではなくてスイマセン、そんなお金はないのです…。
そして、これも修理しないといけません。
その時は記事にしますね。
今までの中で一番ポピュラーなヘッドホンだと思います。
人気ありますからね。
では、早速聴いてみます。
ボーカルが艶やかで近い。
音の広がりが素晴らしく、定位も良くて音場は広いです。
WH-H900Nよりもキレイで厚い音です。
低音もしっかり迫力のある音です。
MDR-1Aのような暴力的な音ではなく、どっしりとした音です。
一番有線に近いです。
正直、音質に100ABNとは差があります。
ワイヤレスヘッドホンを1台だけ持つならコレがいいな。
「……。」
「たまに出てきた黒いヘッドホンはなんなのん?」
これはね、偶然見つけたMDR-100Aの部品取りラーメン3…
「………。」