KZ 『ZSTX』のリケーブルがしたいのでちょっとお勉強!

─────KZ ZSTX。

2000円程度の価格ではありえない音を鳴らしてくれるイヤホン。

中華イヤホンの(沼にハマっていく)入門機に適したイヤホンだと思います。

1基のBAと10mmのDDが搭載されているハイブリッドタイプです。

音質は若干ドンシャリですが高音が刺さることもなく、低音域が主張しすぎて他の音域が消される事はありません。

ボーカルが近く、元気な音を鳴らしてくれます。

定位が良く、音場は広くはないです。

ですが、同価格帯のイヤホンでは太刀打ちできないと思いました。

 

ここ一年で一番使ったのはイヤホンはコレです。

スマホ直刺しでもしっかりと鳴ってくれます。

もちろんアンプを通したほうが迫力のある音が出ます。

この値段なので手軽に使え、元気のある楽しい音のZSTXについつい手が伸びます。

使い続けたことによるエージングの効果か、聴き始めた頃に比べて音に伸びが出たと思います。

 

満足できない点もあります。

音の解像度ではZAXには勝てません。

コスパ的にコレを超えるイヤホンはないと思いますが、勝てないものは勝てません。

付属のケーブルは絡まってイライラします。

銀メッキのケーブルで音質は良い物だと思いますが、取り回しが悪いです。

 

リケーブルすれば改善できるかもしれません。

ケーブルの自作はヘッドホンだけでイヤホンはできません。

 

なのでAmazonで品定めを…

なにこれ…中華イヤホン、めっちゃコネクタの種類あるじゃないですか。

これは調べながら選ばないといけませんね。

 

まずは機器への接続側、プラグの形状を見てみます。

なるほど~…分かりません。

3.5mmと6.3mmしか分かりません。

バランス接続をしない私には4.4mm2.5mmが何か分かりません。

 

次に規格ですが2極、3極、4極、5極とあります。

通常のステレオだと3極ですね。

マイクを使う場合やバランス接続する場合は4極以上になりますね。

自分の使用する機器に合わせます。

今回、私に必要なプラグは3.5mm3極になります。

こんなタイプですね。

 

では次にイヤホン側の接続端子を確認しましょう。

wikiを見ながら。

MMCX

よく見る端子でコレが一番分かりやすいです。

SHUREのイヤホンがMMCXでした。

 

2Pin QDC

最近のKZはQDCみたいです。

ピンの経は0.75mm。

イヤホンの側とケーブル側がスポっとハマる楕円形がqdc。

2pinはたくさん種類がありました。

じゃあこれは?

 

2pin B型

ZSTXに合うコネクタみたいです。

ピンの経は同じ0.75mmですが、qdcとカバーの形状が違います。

今回はコレを買えば良いみたいですね。

 

Amazonで見つけたのはこちら。

なんか工事現場にありそうなトラロープみたいな色です。

ですが、レビューの評価も良くて安いのでコレに決めました。

早速注文します。

 

そして届いたケーブルがこちら!

トラロープだ、これ。

付属ケーブルの倍近く太くなっています。

絡まりにくいと良いのですが。
早速装着してみましょう!

なんか…キツイ…ですが入りました。

早速試聴してみましょう!

これは…

音の分離感が良くなって低音が強くなりましたが、高音が消されています。

良く言えばいつも以上に楽しい音になりました。

悪く言えば下品になりました。

そして、すぐ外れます。

何でしょう?ポロンポロン取れます。

ちゃんと装着しているのですが、よく見てみましょう。

全然合ってない!

 

 

 

 

いったい何を間違えたか…一人反省会をします。

MMCX、qdc、0.78mmは避け、消去法でこれがゴールだと思いました。

 

そして画像を見て完全にコレだと思いました。

そもそもNX7とは何かを調べてみます。

どうやらこのケーブルを出している、NICEHCKのイヤホンみたいです。

 

 

調べてみると対応イヤホンは全て2pin0.78mmのコネクタみたいです。

つまり、あの5つの選択肢の中にZSTXに合うものは無かったのです。

一応2pin0.78mmでも使えるみたいですが、穴が広がってしまうとのこと。

次は間違えないように選びます。

 

 

もうコレで許してください。

2pinタイプBと調べても出てこないんです。

0.75mmで画像を見て特殊な構造ではないものを選んでみます。

色も黒ですし、評価も良ければ価格も安いです。

コレで駄目なら諦めます。

 

届いたケーブルがこちら。

 

に、日本語だ!

 

okcscとは何でしょう。

TRN製品のOEMで日本でパッケージングして販売しているのでしょうか?

とにかく日本語だと安心で親近感を覚えます。

ん?

あ、これ日本じゃない。

兎にも角にも装着してみます。

 

ギシギシと若干ビニールっぽい感じはありますが、絡まらなさそうです。

 

 

スムーズに入り切りました。

引っ張っても簡単には抜けません。

付属ケーブルのようなコネクタを覆うような形ではありません。

きっと何にでも合う、汎用的なコネクタなのですね。

 

肝心の音ですが、聞いた瞬間にコレだと思いました。

音の解像度が上がりました。

音域は若干低音寄りになりました。

低音は太く引き締まり、高音もしっかり出てクリアになりました。

自分好みになりました。

図で表すとこんな感じです。

2度目のリケーブルは満足できる結果になりました。

黒が似合っててカッコいいです。

付属ケーブルより若干太くなり、絡まりにくいです。

価格も安いのでオススメです。

 
リケーブルをしたZSTXをコレまで以上に愛用することになるでしょう。

voicevox.hiroshiba.jp

 

が、数カ月後に…

sat03.hatenablog.com