水月雨(MOONDROP)『KATO Dark Blue』レビュー。深青はキラキラと煌めく。

「竹-CHU」「Aria Snow Edition」を手にした私はMOONDROPの音に惚れ込み、評価の高かった「KATO」を購入しようと決めた時でした。

 

新色の発売を知り、その美しさに心を奪われるのでした。

そして、去る9月9日に日本国内で正式に発売されました!

もちろん私は最速で予約できたAmazonで購入しました。

9月12日、津軽海峡越えのため1日遅く到着した『KATO Dark Blue』はこちら!

 

大きいよね?絶対に大きいよね?

では、開封してレビューしていきましょう!

この女の子は「ARIA」や「竹-CHU」の女の子と一緒でしょうか?並べてみましょう。

 

やっぱりデカい!

エッチなゲームの箱くらい大きいです。

正直この子が同一人物か分かりませんでしたがパッケージ裏を見てみましょう。

 

「KXXS」とはMOONDROPから発売されたイヤホンで、名機と言われているみたいですね。

KXXS Advanced Technology Optimized

「KXXSから更に進んだ技術によって最適化されたイヤホン」※グーグル翻訳より

頭文字を取って「KATO」と名付けられてみたいです。

 

ドライバーの構成も紹介されていますね。

10mmの超線形ダイナミックドライバー搭載の1DD機です。

新しく開発された第 3世代 DLCとのことですが、あまりよく分かりません。

詳しくはこちらで紹介されていますので気になる方はご覧ください。

www.chikyu-sekai.com

例によって周波数特性も記載されていますが聴かないと分からないので触れません。

パッケージカバーをスルスル~と脱がしていくと黒いケースがお目見えです。

 

 

三面鏡のように箱を開きます。

 

ふあ~と声が出てしまうほど見せ方が素晴らしいです。

無機質に引かれた線のように見えますが、イヤホンの形になっています。

カバーを外してみましょう。

 

ちょっと高いベルトとネクタイのセットみたいです。

一つづつ出して見てみましょう。

 

ちなみにカバーの裏にはケーブルの挿し方について注意説明があります。

 

素敵なイヤホンケースです。

きっと使わずに大切にするでしょう。

 

保証書、合格証、説明書。ポストカード的なものです。

 

太めでしなやかな4芯の銀メッキケーブルが付属されてます。

プラグや分岐部分のケーブルスプリッターには保護用のビニールがが巻かれています。

そして気になることが…

 

プラグに謎の数列がありました。

『KATO Dark Blue』の付属用ケーブルに付けられて数字でしょうか。

お持ちの方は見てみてください。コレと同じ数字でしょうか?

 

2pinコネクタです。

Lが見えますか?角度によっては見えると思いますが最初は困惑しました。

 

付属のイヤーピースは同社の「清泉 - Spring Tips」とウレタン系のチップがそれぞれ3サイズありました。

 

小さい巾着袋には交換式のノズルが入っていました。

ステンレス製と真ちゅう製の2種類あり、音が変わるとのことです。

現在は鋼を装着していますが、替えた時の変化が楽しみです。

 

はえ~美しい。

保護フィルムが貼ってあります。

新品で買ったスマホの画面や電化製品に貼り付いているフィルムを剥がせない人間には辛いです。

 

絶対に傷つけたくない!

綺麗な深青で、キラキラ輝いています。

金属粉末射出成形法で作られたステンレス素材との事です。

 

ダイヤモンドのカットのような美しいフォルムです。

ノズルは回せば交換できます。

Oの文字にLRが記されています。

おしゃれ。

 

では!試聴をして音のチェックをしてみましょう。

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MOONDROPに合いそうな楽曲を中心に聴いてみますよ!

やはり女性ボーカルの曲ですね。

いつも聴いている曲ですけど。

使用するDAC・ヘッドホンアンプは「TOPPING E30+L30」です。

ぜひAKMチップで聴いていただきたいです。

付属されている銀メッキケーブル、清泉 - Spring Tipsを使用します。

 

最初に思ったのは音のすべてが綺麗にまとまっていて、分離感が良く、音が潰れることなく全部聞こえます。

音質の傾向はいつものMOONDROP。

 

低音は抑え気味で厚みもそこまでですが、足りないということはないと思います。

他の音域を一切邪魔することがない絶妙なバランスです。

中高音域を綺麗に聴かせたいというチューニングなのでしょうね。

 V字型のサウンドが好きな人にはつまらないと思うかもしれません。

 

中音域は低音の影響もあって出てきます。

歪みはなく、音の粒立ちがしっかりしています。

自然な音で原音に近いと感じました。

 

高音域はキラキラと煌めいています。

解像度感は高いのですが刺さることはなかったです。

「青空」や「不死鳥のフランメ」のような女性ボーカルのロングトーンが本当に気持ちよく聴こえ、ゾクッとします。

エレキギターのギュイーン的な音はちょっと飛び抜けて聞こえます。

苦手な人はキツイかも。

 

定位は良いです。

コーラスの位置、各楽器、位置を把握できると思います。

どちらかといえば左右より前後に広いと感じました。

 

Aria Snow Editionとの違いについてですが、基本的な音質は変わりません。

若干Ariaが低音が強いと感じました。

全体の解像度感、音の定位はKATO Dark Blueが優秀です。

女性ボーカルもKATO Dark Blue。

ギターの音はAriaが気持ちよく聴けます。

ロックを聴くならAriaで聴きたいです。

 

付属のケーブルは好印象でした。

3.5mmならこのまま使いたいと思います。

イヤーピースは高音が強調されます。

好みに応じてノズルやイヤーピースを替えたり、バランス接続をするためにリケーブルをして楽しんでみたいですね。

聴き込んでいくと音がどう変わるかも楽しみです。

 

けっして手軽に買える価格ではないですが、音質・デザイン共に買ってよかっと思えるイヤホンでした。

なにかブランド品を買った時のように、MOONDROPのイヤホンはいつも購入欲を満たしてくれる。

 

 

 

MOONDROPのイヤホンを聴いたことのない方は、竹-CHUをオススメします。

sat03.hatenablog.com

 

竹-CHUが合えばステップアップしていくと良いと思います。

sat03.hatenablog.com

 

 

イヤホンの色に合うかと思い、8芯のケーブルのみを購入してみました。

ちょっと明るかったですね。

次回は4.4mmのプラグと2pinコネクタを取り付けて、ケーブルづくりに挑戦してみます。